40代/男性/腰がだるく不安定/頚部椎間板ヘルニア

M.I.さま　昭和52年生　初回令和7年3月

腰痛、腰のだるさ、腰の不安定感。そして、頚肩部の筋緊張

主訴：腰痛、腰の重だるさ、不安定感を感じる
その他の愁訴：頚肩部の筋緊張

数年前から腰痛、腰の重だるさ、不安定感を感じる。主に中腰で作業をした後、重い荷物を運んだ後に腰に痛みや安定しない感じがする。1年前くらいから症状がひどくなってきた。
また、15年ほど前、左指のシビレを感じる。頚部椎間板ヘルニアの診断を受けた。現在、左指のシビレはないが、頚肩部の筋緊張を感じる。

初回の検査により右仙腸関節、腰椎5番右側、腰椎4番左側、腰椎3番右側、腰椎2番左側、腰椎1番右側に歪みを認める。
その他、肩関節外旋可動域制限、頚部左右回旋時左右差、頸部側屈可動域制限、腰部側屈可動域制限。斜角筋、胸鎖乳突筋、腸脛靭帯、膝窩、下腿後面筋群に圧痛。圧痛はないが、大腰筋、肩上部、背部全体に筋緊張があった。
立位において頭部前方姿勢、腰部前方姿勢。

毎回、施術の前にその日の施術のポイントを検査で見つける。そして、検出された部位に施術を行う。それと同時に体に負担をかけない体の使い方、体の動かし方を伝える。

5回目：腰部の症状はあまり変化を感じない。腰部の不安定感の訴え。また、頚肩部の緊張も変化はない。ただ、頚部の回旋の動きが大きくなったとの報告。

7回目：このところ頚肩の症状が楽になってきた、気づいたら、自然に良くなった感じがするとのこと。腰の症状もそのうち楽になることを伝えた。
8回目：頚肩部の症状はその後さらに楽になってきている。 腰の張り感はあるが、不安定感はなくなってきた。日常動作においては靴下を履く動作が改善してきたとのこと。

12回目：このところ腰の不安感がなくなってきた。今までは骨盤ベルトを使うこともあったが、必要なければなるべく使わない方がよいとアドバイスをした。

13回目：このところ腰がそれ程辛くなくなってきた。例年この時期は仕事の影響で腰が辛くなるのだけど、今年は大丈夫とのこと。

15回目：その後も腰の症状は改善傾向。仕事で毎年この時期は不調になるのだけど、今年はとても調子が良いとのこと。

毎回、施術の前に検査を行いその日の施術のポイントを検出する。そして、必要な部位に手当をする。そのことで本人の治癒力が引き出し、根本原因の改善を目指しています。施術者が改善させるのではなく、改善に導くのはその人の治癒力です。